🚗 マツダ ロータリーエンジンのしくみ
ピストンの代わりに「おむすび型ローター」が回る、世界でマツダだけが量産したエンジン(ヴァンケルエンジン)。色のついた3つの部屋に注目!
4つの行程が同時進行
ローターとハウジング(繭型のケース)の間にできる3つの部屋が、回りながら膨らんだり縮んだりして、それぞれ別の行程を担当します。
① 吸気
部屋が広がりながら吸気ポートを通過し、ガソリンと空気の混合気を吸い込む。
② 圧縮
ハウジングの「くびれ」に近づくと部屋が狭くなり、混合気がギュッと圧縮される。
③ 燃焼・膨張
点火プラグで着火!ガスが爆発的に膨張してローターを押し回す。ここが力の源。
④ 排気
部屋が縮みながら排気ポートへ燃えたガスを押し出して、次の吸気へ。
ここがすごい・ここが弱点
仕組みのポイント
- ローターは中心のエキセントリックシャフト(偏心軸)を揺らしながら回し、シャフトの1/3の速さで回転する。
- シャフト1回転ごとに1回燃焼(ローター1回転で3回)。ピストンのような往復運動がなく回転だけ。
長所と短所
- ✅ 振動が少なくモーターのように滑らか・高回転まで一気に回る
- ✅ 部品が少なく小型・軽量(同パワーのレシプロ比で約2/3のサイズ)
- ⚠️ 部屋が細長く燃え残りが出やすい → 燃費が苦手
- ⚠️ 三角の頂点の「アペックスシール」が摩耗しやすく、オイルも消費する
豆知識 🏁
- RX-7・RX-8 などスポーツカーに搭載され、甲高いエンジン音でファン多数。
- 1991年、ロータリー搭載の 787B が日本車初のル・マン24時間レース総合優勝。
- 2023年、MX-30 Rotary-EV で発電用エンジンとして約11年ぶりに復活。